川柳徒然草

葛藤が無いと人間呆けてくる

小人閑居して不善をなす、といわれる。暇だと、人間はろくなことをしないという意味だろう。ボケずに年齢を重ねてゆくためには、ある程度の葛藤を常に抱えておくことが必要なのかもしれない。挑戦する、変化を生み出す、社会とのつながりを持つ、などで葛藤を楽しんで抱えよう。
川柳徒然草

苦の中に楽見つけ出し心晴れ

苦中作楽という言葉があります。苦の中に、楽を見つける、ということです。 苦も楽も、自分の心が作り出したものです。 考え方、見方を変えれば、苦も楽と捉えられる視点があるはずです。 苦しいことも、自分の考え方を変えれば解決します。
川柳徒然草

表彰状「以下同文」でまとめられ

表彰状をもらうとき、二番目以降のヒトはほとんど「以下同文」でまとめられる。 貰うほうにとって、なんだか一まとめのされている感じで、あまり気分の良いものではない。そこで、渡す方の立場に立って、少し考えてみた。
川柳徒然草

大変だよと些事あおり立てワイドショー

テレビのワイドショーは、いつも何か「大変だよ」というのを叫んでいなければ、視聴率が取れない。したがって、小さな問題でも大げさに騒ぎ立てて、’大事件’にする。こうして視聴者を引き付け視聴率を高め、広告スポンサーを集める。これで経営安泰だ。
川柳徒然草

遠花火哀しい音を連れてくる

距離の離れた場所で花火を見ると、華やかな光の塊が消えた後で、ゆっくりドーンと音が響いてくる。 その時の状況は様々だが、なぜかその瞬間は物哀しい孤独感に襲われる。 華やかさの影の、悲しさが顔を表すためだろうと感じる。
川柳徒然草

「パワハラです」と言えば上司はおとなしい

「パワハラです」と言われた瞬間、上司が急におとなしくなるのはなぜか。パワハラの問題は一言で解決できるものではなく、組織全体での取り組みが求められる。
川柳徒然草

かき氷積み木崩しのように食べ

かき氷を食べるのは、案外難しい。外側から、積み木崩しのようにして食べる人が多いが、必ず途中で崩れる。 正しい食べ方は、てっぺんから穴を開けて、その中に崩し落としてゆき、中のものをすくって食べるようにすることである。 こうすると、手や衣服を汚さずにすむ。
川柳徒然草

居直ればゆうゆう生きていけるかな

「居直る」という言葉には、自分を守るための知恵が隠されているようだ。 現代社会を生き抜く上で、「居直り」を上手に活用し、完璧主義を捨て、柔軟に物事を捉えることで、より豊かな人生を送ることができるようになるはずだ。
人生100年時代

「寝た切りは作られる」のは本当でしょうか?

「寝た切りは作られる」は、多くの事実が含まれています。日本の医療体制や介護体制、延命治療のあり方が、高齢者の寝たきりを招いていることは否めません。 高齢者が尊厳を守りながら、自分らしく生きられる社会を実現するためにどう行動すれば良いのでしょうか。
人生100年時代

寝た切り大国ニッポン/なぜ日本は’寝たきり’が多いのでしょうか?

日本は世界でも有数の高齢化社会であり、寝たきり高齢者の割合も非常に高いです。本稿では、日本の寝たきり率の高さの背景にある社会制度、家庭環境、死生観の違いについて考察します。
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