川柳徒然草

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終着駅あすは始発の汽車が出る

終着駅と始発駅は、同じ駅のはずだが、響はまるで違う。終着駅には、もの悲しさが伴う。始発駅は、ポジティブなイメージが濃い。同じ駅でも、呼び方でこんなに違う。 人生も、呼び方考え方次第で大きく変わるはずだ。折角だからポジティブに生きたい。
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悪筆は許すが乱筆許さない

「悪筆は許すが乱筆許さない」という言葉の裏にある、文字に込められる誠意や真意とは?太宰治や大隈重信の例を通して、字の美しさだけでなく、文字に込められる想いの大切さを考えます。
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気がせくが白バイずっとついてくる

白バイについてこられるのは、気持ちの良いものではない。 ぴったり斜め後ろの、車の死角に当たる位置で追走してくる。あの間に、速度を測っているのだから、すごい運転技術である。 感心するし、それを振り切ってまで速度違反しようとも思わない。
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見ざる聞かざる言わざるすべて忘れ去る

嫌な記憶は、忘れるほうが良い。忘れようと意識すれば、忘れられるらしい。 嫌な記憶を忘れることで、心の棚卸ができる。 気持ちが楽になれば、よりポジティブな思考が生み出される。 楽しい人生を送ることができる。 どんどん忘れることだ。
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パソコンに前頭葉を乗っ取られ

チャットGTPをはじめとした、対話型GTPが注目を浴びている。興味本位で、チャットGTPに質問してみた。 たちまち、回答が来た。全く自然な言葉である。質問を補足して再回答を求めたら、見事な回答が来た。人間は、もう要らないのかもしれない。
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雑魚だって干せばしっかり味が出る

「小さな存在も大きな価値に」—人生と干物の意外な共通点を解き明かすブログ。古今亭志ん生の川柳を参考に、成長の喜びを探求。
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寄せられた眉に阿修羅の苦悩見え

興福寺の阿修羅像は、人気の高い仏像である。他の阿修羅像と違い、この像は少年のような体作をして、悩みを滲ませた風貌である。奈良大学の研究では、推定年齢23歳で、悲しみの表情が強く出されている。 人々に心の底から、何かを訴えかけているようだ。
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振る尾っぽ無くてひたすら頭下げ

おべんちゃらは、真の信頼関係を築くためのコミュニケーションとはならない。 振る尾っぽのように媚びることなく、常に誠実な姿勢を貫くことは、揺るぎない信念と誇りを持ち、自らの価値観に基づいて行動することが肝心である。
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針千本飲む覚悟決め小指出す

現実と想像の世界の区別がつかない、幼児との約束事は悩ましい。 出来ないと分かっていても、期待に満ちている顔を見るとつい応じてしまう。 約束を叶えられなかったときの、悲しそうな顔が想像できるが、目の前の笑顔にはかなわない。
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バランスの良い食事とり別に酒

食事には美味いものを摂りたい。しかも、健康に良いものであってほしい。 そして、楽しみたい。そのための、酒は欠かせない。 こう考えると、バランスよく食事をとり、酒で楽しさを加えるのが最も確実な方法だろう。
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