川柳徒然草

川柳徒然草

懐かしいなまりの客と屋台酒

石川啄木の歌集「一握の砂」の中に、‘ふるさとの訛りなつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく’という歌が入っている。 故郷というものには、特別な感情が湧く。 とくに旅先で、聞きなれた訛りの人と会うのは、とても懐かしを覚える。 ...
川柳徒然草

ぐずる子をアンパンマンは直ぐなだめ

アンパンマンは、漫画家やなせたかしが生み出したキャラクターである。幼児にとって、最も親しみやすいキャラクターであり、圧倒的な親近感が持たれている。スーパーなどで,いちばん低い棚に収まっているアンパンマンの絵が描かれた商品を見つけ出し、親に...
川柳徒然草

雑草と呼ばれる花が野を飾る

この時季、散歩に出るとあちこちで野の花が咲き乱れている。公園の片隅や、小さな空き地はもとより、昔は園芸品種の花が咲き乱れていたと思える、廃屋の庭にも野花が咲き誇っている。 春の七草は、七草粥の材料になる食べられるものばかりであるが、...
川柳徒然草

考える葦だからかな すぐ揺れる

人間は考える葦である、とパスカルは言った。パスカルは、自然界の中で人間は弱い存在であるが、考える知恵があるからうまく生き抜いている、と言っているようだ。 つまり人間は、自然界の厳しさを知恵によって克服し、繁栄しているととらえている。...
スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました