川柳徒然草

平行線だからもつれもしない仲

議論が平行線のまま終わった、という話を聞くことがある。 平行線だから、もつれなかっただけ良かったなと思うが、聞いているとどうやらもつれたみたいである。 もつれるということは、互いの主張が近づいていたということだから、少なくとも...
川柳徒然草

祝辞代読スポットライト眩し過ぎ

来賓あいさつで、代読しなければならないときがあった。 予め原稿は渡されているのだが、自分の文章でないからリズムが違って、読みにくい。 噛んじゃいけないと要らぬ緊張をするので、ますますリズムが気になり、スポットライトを浴びている...
川柳徒然草

起き上がり小法師のように立ち上がる

東日本大震災からの復興支援として、’起き上がりこぼしプロジェクト’というのがあり、世界各地で活動していると知った。 起き上がりこぼしは、福島県会津地方に古くから伝わる縁起物であり、郷土玩具の一つである。 何度倒しても起き上がる...
川柳徒然草

食道楽少し危ないものも食べ

ネットで「世界の珍しい食べ物101」という記事を見つけた。 世界の珍しい食べ物として、サルの脳(中国、アフリカ)、コブラの心臓(ベトナム)、ガラガラヘビ(アメリカ)などが挙げられている。 昆虫類もかなりある。 ...
川柳徒然草

腑に落ちず世相斜めにぶった斬る

内閣府の、平成20年2月調査「社会意識に関する世論調査」を読んでみた。 日本の誇りでは、 「長い歴史と伝統」48.1%  「美しい自然」46.6%  「すぐれた文化や芸術」44.9%となり、 以下 「...
川柳徒然草

七十を過ぎても超える矩がある

論語に「七十にして心の欲する所に従って矩を踰えず」というのがある。 70歳になったら、自分の心のままに行動しても、道を踏み外す事が無くなったということだ。 唐の詩人杜甫は「人生七十、古来稀なり」という詩を残している。 七...
川柳徒然草

観音に詣で優しい風を受け

仏像を見るのが好きである。 仏像を眺めていたら、安心感を覚えリラックスできる。 時には、好きな仏像から爽やかな風を感じることがある。 仏像と向き合っていて、正面から感じる風だから、建物を通り抜けている風とは思えない。 ...
川柳徒然草

手紙した すぐにメールの返事来た

多少かしこまった時などは、手紙を出すことになる。 手紙にはある程度形式があり、これが重荷に感じることもあるが、形式に則っていれば失礼なことにはならないので、便利でもある。 しかし、取り留めのない手紙に、取り留めのない返事が来て...
川柳徒然草

乱雑な部屋にひと筋獣道

部屋が乱雑なのは、心が乱れている証だととらえられている。 しかし、アインシュタインやパブロ・ピカソは部屋が汚いことで有名だ。 物理学に’エントロピー増大の法則’というのがある。 「自然(世界)は、時間とともに秩序...
川柳徒然草

アリの目で地べたばっかり見て暮らす

「蟻の思いも天に届く」ということわざがある。 アリのように、地べたを這いまわって生きている微力な存在でも、一途に念じ続ければ思いは届くものだ、というである。 努力は必ず報われるということだ。 ’働きアリの法則’と...
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