仕事や生活に、メリハリをつけろとはよく言われる。
メリハリとは、尺八等の邦楽で使われた用語であり‘メリ’は低い音、‘ハリ’は高い音のことである。
メリハリをつけるとは、演奏のときに音の高低(強弱)をハッキリさせるということである。
転じて、仕事や生活において「力を入れるべきところはしっかり集中して力を入れ、抜くところはしっかり抜く」ということだ。
ON(活動)とOFF(休息)がハッキリしている状態である。
心身の健康を維持していくためには、体を休めるだけではなく、脳をしっかりリラックスさせ、疲労を回復させることが大切とされている。
脳がリラックスしている状態とは、副交感神経が優位に働いている状態のことである。
逆に交感神経が優位の状態では、脳も活発に働いている。
緊張の後の「ほっ」として頭がぼんやりするような感覚が、脳がリラックスしている状態である。
つまり、脳をリラックスさせるためには、緊張と緩和のメリハリが大切になる。
脳に、あえて緊張状態を作り出すことが必要になるということだ。
日頃の生活の中に『変化』を散りばめて、自分で緊張するシーンを作り出す。
それがメリハリづくりに繋がり、働き脳から #リラックス脳 への切り替えが自然と行われるようになる。
その結果、心身をしっかり休められるようになる。