指折って春来るを待つランドセル

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小学校の入学式は、人生初期の記憶に残る最大イベントだと思う。

新入学に直結するイメージは’ランドセル’である。

近年は、新入生にランドセルを購入するため、情報を集めたり、展示場などに出向いて選んだりする ’ラン活 ’があるようだ。

ラン活は年々激化しており、購入時期を逃すと希望するランドセルが売り切れてしまうこともあるらしい。

数年前までは、秋に買うのが主流だったが、毎年前倒しで購入する人が増えて、今では6〜8月が購入ピークとなっている。

10月〜11月には人気商品や限定モデルなどはほぼ完売し、年末のセールや年始の初売りなど、売れ筋のランドセルはほとんど残っていないのが実情のようだ。

海外でもランドセルは、人気ファッションアイテムとなっている。

きっかけは日本発のアニメに出てくる、小学生が背負ったカバンが可愛いいということから、関心を集めたらしい。

アメリカの人気タレントが、ランドセルをバッグの代わりに使用している写真がファッション雑誌に紹介され、人気に火がついた。

ところで、ランドセルは必ず使用しなければいけないものでもないようだ。

文部科学省は、ランドセルの使用については法律や指導要領などで規定しているものはない、と言っている。

いずれにせよ、今の時季は新一年生にとって、春が来るのを待ちわびている頃だろう。

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