ふくろうが夜のカオスに誘い込む

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山が迫っている地区に住んだことがある。

年中小鳥の声が聞こえ、春にはヤマザクラなどが咲き乱れて、とても良い環境だった。

ウグイスの鳴き較べなど、都会の郊外とは思えない雰囲気を楽しんだ。

夏の夜、時々フクロウの鳴き声がした。

姿は見かけなかったが、ホーホーという低い鳴き声には独特の哀調があり、哲学的なことを考えさせられる。

フクロウは、ヨーロッパでは知性と賢さのシンボルであり、ローマ神話に登場する知恵、芸術、工芸、戦略を司る女神ミネルヴァ(ギリシャ神話のアテナ)の肩に、知性の象徴としてフクロウが止まっている。

日本でも縁起の良い鳥とされ、置物などを収集している人も多い。

フクロウは、夜行性で夜目が利くことから‘見通しが明るい’とされ、首が非常に曲がる事から、開運・招福・お金に困らない‘商売繁盛’とも言われているところからきているようだ。

フクロウは人間の8〜10倍の視力を持つと言われ、動体視力にも優れている。

東京タワーの上からでも、ネズミを見つけられるらしい。

フクロウが頭を背後まで回せるのは、首の骨がとても細く、頚椎(けいつい)の数が人間の2倍(14個)もあるからである。

風水では、フクロウは金運を上げるとしても知られている。

玄関にフクロウグッズを置くのも良いそうだ。

もう間に合わないかなと思うが、フクロウの置物を、玄関に置くことにした。