川柳徒然草

川柳徒然草

痩せる気は無いがすねだけ細くなる

年齢を重ねるごとに、脛が細くなっていく気がする。 相当かじられたせいかなと思い、子育てに関連のありそうなことわざを調べてみた。 「子故に泣けど子が無くて泣く人は無し」というのが有った。 子供を持たなければ寂しいが、子供の...
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相談は苦味の利いた友が良い

ケンブリッジ大学の研究によると、いつでもすぐに問題を解決できる人やあまり悩みに囚われない人、長期間グズグズと悩まない人は、あえて‘苦手な人’に頼ることがとても上手であるという。 人は、‘大丈夫だよ’とか‘悩むことないよ’と、...
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欠点はどっさりあるがいい人だ

芥川龍之介の『侏儒の言葉』の中に、「好人物は何よりも先に天上の神に似たものである。 第一に歓喜を語るのに好い。 第二に不平を訴えるのに好い。 第三に――いてもいないでも好い」という文がある。 この文書には少し前の部...
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叶わねばきっぱり諦め次ねらう

諦めるという言葉は、自分の願いごとが叶わないため撤退するという意味で使われ、ネガティブなイメージが付きまとう。 しかし、この言葉は‘明らむ’、つまり、‘つまびらかにする’‘明らかにする’が、本来の意味である。 ‘諦’という字に...
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骨董市仏と裸女が肩を寄せ

骨董市、蚤の市、フリーマーケット、アンティークフェアなど、いわゆる中古品を売る祭事が各所で開かれており、何処も相当な人を集めている。特に買う気も無いが、ぶらっと見に行ったら、つい何かを買ってしまったという経験を持つ人は多いだろう。 ...
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欠点を列挙し自分がつらくなる

「ロサダの法則」というのがある。ポジティブ志向3に対してネガティブ志向が1 ぐらいあるのが、最も幸福な生き方である、という法則である。数学的根拠が無いということで、学界では認められていないが、実社会ではこのくらいが、ちょうど良いのではないだろうか。
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釣り糸が生への執着伝えくる

「 #釣れない釣り人は哲学者。 釣れた釣り人はただのお調子者」と、作家の夢枕獏は語っている。 同じく作家の開高健は、「釣りとは絶対矛盾的、自己統一である」と、かなり哲学的な言葉を残している。 '部分強化'という心理学用...
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見上げたらきりが無いから下を見る

一億総中流、と言われた時代があった。 最近は自分を、中流と思わない人が増えているそうだ。 「世界価値観調査」というのが1981年から行われている。 その中で、自分の生活レベルについて、「上」と回答した者が多い国は...
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千両役者背中で見せる名場面

名優は、’背中で演技する’と言われる。 歌舞伎の「敦盛」で、身代わりとした息子・小次郎の首を前に、父の熊谷直実が背中で悲しさを見せながら、口頭では手柄として報告する場面の団十郎や幸四郎の演技には、素人目にも揺れている気持ちが...
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マイナスの裏に隠れたプラス有る

欠点は克服したほうがいいのか、目をつぶり長所を伸ばすべきか、で悩んでいる人は多い。文芸評論家・亀井勝一郎は「すべての欠点は長所にむすびついている」と言っている。 脳科学者・茂木 健一郎は「自分の最大の欠点のすぐそばに最大の長所がある...
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