川柳徒然草

川柳徒然草

音信不通良い便りだと思いたい

「便りが無いのは良い便り」ということわざがある。 離れて暮らす肉親や知人から何も便りがない時に、問題があれば何か言ってくるはずだから、手紙や知らせが何もないことは、むしろ無事に過ごしている証拠に違いないと勝手に思い込む。 そし...
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手術無事終えて生命線を見る

今年も一週間ほど入院して、手術を受けた。 最近は、続けざまに入院手術を受けており、病院食も苦にならなくなった。 今回は尿管結石だから、生命に直結するような大変な手術ではない。 それでも手術前に、麻酔の事や輸血のことなどで...
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これ以上もう譲れない徳俵

相撲は、20俵の‘たわら’で円形の土俵を作っており、その中で勝負する。 20俵のうち,東西南北の4俵は、普通の俵より俵の厚さ分だけ外側にずらしてある。 かつて、相撲は屋外で行われていたので、雨水を流し出すために取りはずしてあっ...
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苦労などしてないふりの苦労する

「苦労は買ってでもしろ」、ということわざがある。 しかし、聖人君子じゃなければ、苦労なんかしたくないのが現実だろう。 辞書によると、苦労とは精神的、肉体的に力を尽くし、苦しい思いをすること、とある。 そんな思いまでしても...
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グー出しておいでおいでと招き猫

招き猫は、右手を挙げた猫と、左手を挙げた猫、たまには両手を挙げた猫もいる。右手上げは「お金を招いてくれる」、左手上げは「人を招いてくれる」と一般的に認知されている。両手上げは「お金も人も」という欲張りな気持ちからかもしれない。見方によって...
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民宿は地酒と民話のいろり端

旅の楽しみの一つは、食べ物だ。せっかく普段とは違う土地に来たのだから、そこなりのおいしいものや珍しいものを食べたい。 大きなホテルや旅館に宿泊すると、大都会でもリゾート地でも、出てくるものは同じようなものだ。山の中の温泉地で、マグロ...
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両軍祈願 願いは半分だけ叶う

日本には、神道の神々を祀る社’神社’が全国に約8万5000ある。 この数は、コンビニより多い。 神道は、自然現象など神羅万象に神が宿ると考える、日本独自の民俗信仰である。 「開祖」や「教典」は存在せず、「八百万の神」と呼...
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「青いバラ」青といわれて青く見え

青い色のバラは、20世紀までは存在しないとされていた。したがって、青いバラの花言葉は「不可能」、「存在しないもの」だった。 しかし2002年、世界初、青色の色素が100%近く蓄積した青いバラが、サントリーによって作り出された。バイオ...
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仏像を値切って回る蚤の市

各地で、祭り行事の一つとして、フリーマーケットが開催される。 フリーマーケットとは、自由(free)な市場の英語から来ていたと思っていた。 しかし、フリーは英語の‘自由’ではなく、フランス語の‘ノミ(flea)’だということだ...
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コップ酒手よりも先に口を出す

コップ酒というと、一升瓶から直接コップに入れてグイっと飲むという、ややはしたないイメージが浮かぶ。最近は、ワイングラスやガラス製のぐい飲みなどで冷酒を飲むケースも多いが、これはコップ酒と言わない。こちらの方は、おしゃれな雰囲気がある。 ...
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