川柳徒然草

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アッツ桜秘話を包んだ色で咲く

アッツザクラ が、花を開き始めた。 我が家のアッツザクラの花は、濃いピンクだがどこかに暗さがある。 アッツザクラのもともとの意味は、葉の厚い桜という、見た目からつけられている。 そこから、「厚桜」と呼ばれるように...
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福の神去ってゆくのは急ぎ足

狂言に「福の神」という演目がある。 参拝客二人の前に現れた 福の神が「毎年参拝に来るお前達を金持ちにしてやろう。だから酒をくれ」と要求する。 男たちが福の神へ酒を奉げると、旨そうに飲みながら金持ちになる秘訣を歌いはじめる。 ...
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臨月のママはお腹に語りかけ

妊娠七週目の胎児が、胎盤の中で動いている映像を見た。 すでに、命あるものの行動だった。 出産までに約40週かかるとされているが、その最初期でもすでに生き物として活動していることに感動した。 いよいよ出産が迫ると、胎児は胎...
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五百羅漢悪友の顔みな揃い

大分県の耶馬渓にある羅漢寺には、日本最古の五百羅漢が祀られている。 全国「羅漢寺」の総本山である。 1300年以上前の大化の改新の頃、インドの僧侶・法道仙人がこの地で修行したことから開かれた岩窟寺院である。 ここには、全...
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負けてたまるか闘志が燃えるがん病棟

ガンも、近年は不治の病ではなくなっている。 しかし、がんの宣告を受けると身構えてしまう。 がんセンターに入院したことがあるが、雰囲気は暗かった。 中には、今日にも死にそうな顔をしている人もいた。 人間、いつかは必ず...
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砂時計過去と未来を行き来する

砂時計は、時刻を計ることができず、時間を計測するタイマーとしての役割だけが機能する。 時刻を測ることのできないので、いわば’用のない時計’である。 しかし、多くの場所で砂時計を見かけるのは、不思議な魅力を持っているからだろう。...
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タンポポをそおっと吹いて風にする

タンポポの、黄色い花が目立つ時期になってきた。花の間には、早くも綿毛が見える。 タンポポの綿毛は、風に乗って飛ばされやすいよう、羽に似た形をしていて、雨の日になると濡れないように閉じ、晴れるとまた開いて飛んでいく。 タ...
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一病に慣れて生き抜く自信湧く

無病息災という言葉がある。‘無病’は病気をしないことである。 ‘息’には‘止める‘、’鎮める‘といった意味があり、そこから息災は’災いを鎮める‘ということを表す。 もともと‘息災’は仏教の言葉で、‘病気や災害といった災いを、...
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いつまでもダークホースのままで終え

ダークホースという用語は、競馬界からから生まれている。 前評判は低いが優勝する力を秘めた馬のことであり、日本語では'穴馬'といわれる。 予想外の活躍をして、番狂わせを演じるかもしれない馬のことだ。 つまり、'力を秘めた馬...
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することが何もないのでストレスに

暇でやることがない状況に置かれているとき、不安・不満・苦痛などついネガティブな感情を抱いてしまう。 何もしてなくても、徐々に精神面への疲労が蓄積されていく。 俗に言う’暇疲れ’というやつである。 忙しいときは嫌な...
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