川柳徒然草

川柳徒然草

油断大敵チャンスがピンチ連れてくる

砂糖は、塩を少し混ぜることによってより強い甘さを出すことができる。 チャンスだって、少しピンチの要素がある方が、大きなチャンスに見えるのかもしれない。 まさに「好事魔多し」である。 とかくよいことや、うますぎる話には、邪...
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聞えよがしに鏡に向かい愚痴こぼす

’愚痴’とは、こぼすことによって状況が好転する見込みもないのに、くどくどと嘆くことを意味する。 ’聞えよがし’とは、‘聞こえよ’ +‘かし’ であり、‘聞こえよ’は‘聞こえる’ の命令形、‘かし’ は,古語の念を押したり,表現を強め...
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長いものに巻かれておけば能天気

「長いものには巻かれろ」の精神は、日本人の特徴だと言われる。 長いものには巻かれろ、は、強い権力を持つ者や、強大な勢力を持つ者には、敵対せず傘下に入って従っておいたほうがよい、といった処世術を表す言い回しである。 日本人は争い...
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昼休み終わり水入りへぼ将棋

藤井聡太二冠の活躍で、将棋界が湧いている。 てっきり将棋人口も増えていると思ったら、日本生産性本部の『レジャー白書2020』によれば、2019年の将棋人口は620万人で、前年の680万人から減少している。 将棋と並ぶ知的遊戯の...
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平凡に徹するはずが騒がしい

毎日平々凡々とした生活を送っているつもりだが、いつも何か騒がしい。 「凡事徹底」という言葉がある。 当たり前のことを'当たり前に実践する'ということではなく、もう一歩踏み込んで'他の人には真似できないほど徹底的に実践す...
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カイツブリもぐらたたきのように浮き

カイツブリは池でよく見かける、スズメよりやや大きい、黒い水鳥で赤いくちばしが可愛い。 水中で魚を追い回しているので、思いもよらぬところにひょこッと現れる。 まるで、もぐらたたきゲームのようだ。 日常的にももぐらた...
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核心に迫られふいに口閉ざす

ビジネスの場では、交渉事はつきものである。 相互にかけひきを駆使して、自分に有利な結果に導こうとする。 交渉が核心に迫ると、ふと口を閉ざすことがある。 都合の悪いことや、追及されたくないことを問い詰められ、相手が...
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KYだからいつも後ろの列にいる

‘空気を読めない’を略して’KY ’という言葉が、流行った時期がある。 ‘忖度する’とか、‘顔色を窺う’いう言葉も、似たような意味だろう。 ’空気を読む’とは、その場の雰囲気から状況を推察することである。 たとえ...
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強弱を付けたい暮らし弱ばかり

仕事や生活に、メリハリをつけろとはよく言われる。 メリハリとは、尺八等の邦楽で使われた用語であり‘メリ’は低い音、‘ハリ’は高い音のことである。 メリハリをつけるとは、演奏のときに音の高低(強弱)をハッキリさせるということであ...
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レシピどおり作れば星がひとつ付く

レシピ通りに料理をすると、そこそこの物が出来上がるので、重宝する。しかし、何か物足りない部分はあるから、そこは自分流に味付けをすれば、納得できるものに仕上がる。 ‘レシピ’は、もともと医師が出す処方箋のことだった。それが、いつの間に...
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