川柳徒然草禁酒するか禁煙するかまた迷う 恒例のように、禁酒や禁煙を宣言する人がいる。 宣言しても、すぐそれを破ってしまうから、また宣言しなければならなくなる。 禁酒にしろ、禁煙にしろ、全くゼロにしようとするから難しくなり、苦しくなり結局守れないということになるのだろ...2021.01.11川柳徒然草
川柳徒然草不動尊の憤怒の相に目を逸らす 密教系の寺院に多い不動尊の怒りの目を見ると、なぜか目を逸らせる。 お前は悪いことをしたのだと、睨みつけられている気がするからである。 誰だって、大なり小なり後ろめたいことがあるはずだから、何もありませんとは言えない。 だ...2021.01.10川柳徒然草
川柳徒然草アップダウンあって人生気が抜けぬ 正月恒例の、箱根駅伝をテレビで楽しんだ。 毎年見ているが、いつも往路5区の山登りは、見ているだけで力が入る。 ひたすら上る学生たちの姿に感激するが、こちらも疲れてしまう。 現実の世界は、適当にのぼりがあって、くだ...2021.01.09川柳徒然草
川柳徒然草熱戦を終えて飲み屋でノーサイド ラグビーでは、試合が終了すると’ノーサイド’という。 試合が終了したのだから、どちらのチーム(サイド)という区別なく、同じ仲間である、と宣言している。 戦いが終わると、敵味方がなくなるのだから、ノーサイドという言葉はとても素敵...2021.01.08川柳徒然草
川柳徒然草駅弁食べて手軽に旅をした気分 デパートやスーパーで、しばしば駅弁大会が開かれる。 たいがい、どこも賑わっている。 駅弁大会は、全国各地の味わいとともに、想像の旅気分にもさせられる。 わが国には、各地に名物の駅弁がある。 例えば、函館本線...2021.01.07川柳徒然草
川柳徒然草目の高さ変えて豊かさ見えてくる 豊かさを求めても、向こうからはやっては来ない。 こちらから、積極的に迎えに行かなければならない。 しかし、やみくもにうろうろしても、見つかるはずがない。 マネジメントの世界で、「鳥の目、虫の目、魚の目」ということ...2021.01.06川柳徒然草
川柳徒然草ガン告知受けてこっそり隠す過去 秘密を持ったままで、人生を終わりたくない。しかし、誰でも多少の秘密はあるだろう。できれば、それは秘密のままにしておきたい。 いよいよ最後を覚悟した時、秘密を隠さなければという気が起きる。 しかし、その秘密は何だと考えると、大したことも無いようだ。2021.01.05川柳徒然草
川柳徒然草善人だから悪いことには目をつぶる 善人ぶって世の中を渡っているつもりだ。 善人というと、どちらにもいい顔をするとか、他人の評価ばかり気にする、などのイメージが付きまとう。 上っ面の評価では、心にも無いお世辞を言うとか、世渡り上手などといわれる。 ...2021.01.04川柳徒然草
川柳徒然草青猫がさまよう街にネオン消え 萩原朔太郎の詩に「青猫」というのがある。 詩集のタイトルに使ったほどだから、よほど愛着のあった詩だろう。 朔太郎は青猫のことを、英語のblueから「希望なき」「憂鬱なる」「疲労せる」の意味を含んだ、「物憂げなる猫」のことだと、...2021.01.03川柳徒然草
川柳徒然草まだ慾があるので生きていけるかも 高齢になると、枯れてくるものなのかもしれない。無意味に過ごす時間も増えている。ちょっと反省している。 織田信長の頃は‘人生わずか五十年’だったが、今や百年を目指す時代になっている。せめて九十まではまともに体も動き、頭も働いたとすれば...2021.01.02川柳徒然草