平凡に徹するはずが騒がしい

この記事は約2分で読めます。

毎日平々凡々とした生活を送っているつもりだが、いつも何か騒がしい。

「凡事徹底」という言葉がある。

当たり前のことを’当たり前に実践する’ということではなく、もう一歩踏み込んで’他の人には真似できないほど徹底的に実践すること’である。

こうなってくると、平凡に徹するのもかなり大変だなと思う。

野球選手のイチローは、「小さいことを重ねることが、とんでもない所に行くただひとつの道」と言い、それを実践している。

彼は、高校生活の3年間、1日に10分間、寝る前に必ず素振りをした。その10分の素振りを1年365日、3年間続けた。

一日に10分の素振りなんてだれでもできるレベルの凡事だが、それを3年間も続けたのがすごい。

まさに、「継続は力なり」である。

何事でも一時的で一過性の取組みなら、簡単に実践できる。

しかし、それをやり続けるということになれば、それなりの覚悟と努力が必要である。

だからこそ、やり続けることができれば、それが競争力の源泉となって、優位性を発揮することができるようになるのだろう。

成長や変革を考える際には‘凡事徹底’の観点から自分を見つめ直し、発見した課題をやり続けることも重要なことだ。

他の人がまねできないほど、徹底的に平凡に徹するとは、むつかしいことだと思う。