招き猫は、右手を挙げた猫と、左手を挙げた猫、たまには両手を挙げた猫もいる。
右手上げは「お金を招いてくれる」、左手上げは「人を招いてくれる」と一般的に認知されている。
両手上げは「お金も人も」という欲張りな気持ちからかもしれない。
見方によっては「お手上げで万歳」となって、いやがる人も多いようだ。
手の挙げ方によって、雄雌の区別があるようだ。
右手を上げた招き猫はオスであり、左手をあげている招き猫はメス猫だということだ。
両手挙げについては、はっきりしない。
手の位置にも意味がある。
耳を越して手が上がっているものは、遠くの福、大きな福を招き寄せる力がある。
耳より手が低い位置の場合は、近くの福、ささやかな幸せを招くのだそうだ。
色も、以前は白か三毛くらいだったが、最近はかなりカラフルだ。
色によっても、効用が違うらしい。
白、もしくは白地に三毛がもたらすのは開運招福。
黒は、厄除け・家内安全。金は見た目の通り金運。
赤は健康長寿。
青は学業向上や交通安全、となっている。
また、風水の考え方では、黄色は金運を呼ぶ色ということで、黄色の招き猫がもたらすのは金運繁栄である。
最近は、ピンクの招き猫もあり、恋愛成就の効用があるそうだ。
キティちゃんの招き猫なんかだと、やっぱり恋愛成就がよく似合う。
たかが招き猫と思っていたが、よく調べると面白い存在である。