腑に落ちず世相斜めにぶった斬る

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内閣府の、平成20年2月調査「社会意識に関する世論調査」を読んでみた。

日本の誇りでは、

「長い歴史と伝統」48.1% 

「美しい自然」46.6% 

「すぐれた文化や芸術」44.9%となり、

以下 「治安のよさ」「国民の勤勉さ,才能」「自由で平和な社会」が続いている。 

前回の調査結果(H18年1月調査)と比較して見ると,「長い歴史と伝統」「美しい自然」「すぐれた文化や芸術」「治安のよさ」「自由で平和な社会」が上昇し、「国民の勤勉さ,才能」を挙げた者の割合が低下している。

日本に対するイメージとしても53.9%が平和であると感じている。

現在の社会において満足している点では、

「良質な生活環境が整っている」29.0%、

「心と身体の健康が保たれる」18.9%、

「女性が社会での活躍を志向しやすい」18.8%、となり、

以下「向上心・向学心を伸ばしやすい」「働き方を選択しやすい」などとなっている。

一方、満足していない点では、

「経済的なゆとりと見通しが持てる」42.4%、

「家庭が子育てしやすい」32.1%、

「若者が社会での自立を目指しやすい」31.6%、

「熟年・高齢者が社会と関わりやすい」26.8%となっている。

いささか、腑に落ちない点もあるが、江戸時代の儒学者・伊藤仁斎「仁者は俗を嫉(にく)むの心少なし」(仁のある人というのは、人々の風俗や日常の生活をみだりに非難しない)と言っている。

素直に信じることにしよう。