後悔しない人生を送るための生き方を考えましょう!

人生100年時代
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「人生100年時代」と言われていますが、平均寿命が100年を超す時代は、まだまだ先のようです。
しかし、多くの人が’100歳近くまで’生きる可能性はかなり大きくなっています。
詳しくは、【人生100年時代】を考える/本当に人生100年時代は来るのでしょうか?をご覧ください。

平均寿命が伸びているということは、私たちが‘長い高齢期’を過ごさなければならないということです。

人が死ぬ前に、最も後悔することは「挑戦しなかったこと」だと言われます。
後悔しない最後を迎えるためには、何をすればよいのでしょうか?
そして、自分をよく知り知り、自信を持って行動することが大切になります。
自分らしさとは何か、再確認することです。

その方向を決めることは、あなた自身の決断に、ゆだねられています。
大切なことは、その決意に向かって、行動を起こすことです。
挑戦することです。

1.後悔しない生き方をするため、なぜ、行動しなかったのでしょうか?

私たちは、後悔することが分かっていながら、何故したいことに対し行動を起こすのをためらったのでしょうか。
何故、挑戦する意欲をなくしたのでしょうか。
その理由を、考えてみたいと思います。

まず、心理的な障壁の存在が挙げられます。
人々は、安定や予測可能性を求める傾向があります。
未知の変化や不確かさに対しては、不安を感じるのです。
この失敗やリスクへの恐れが、新しいことに対する意欲や行動を抑制する要因となることがあります。

次に、自己制約的な思考による、挑戦への躊躇が挙げられます。
「自分はできない」と思い込み、自己の能力を低く評価しているのです。
その結果、新たな挑戦に踏み出すことをためらうのです。
自分でブレーキをかけたため、挑戦の機会を逃してしまいました。

社会的な圧力や、他人からの評価に対する恐れも、新しいことに挑戦できない理由となっています。
私たちは、他人の評価や期待に合わせようとする傾向があります。
他人から良く思われたいという、願望です。
失敗や批判を恐れて、安定や他人の期待に応える方が安全だと感じるため、新たな挑戦を避けることです。
そのために、自身の願望や意欲を押し殺してしまったのです。

忙しさに追われたことも、新たな挑戦への阻害要素となります。
忙しい日常生活に追われ、新しいことへ取り組むために、時間やエネルギーを割くことをためらうことです。
忙しいということを、自分に対する逃げ口上にしているのです。

目先の快適さだけを追ったことも、挑戦しなかった原因となります。
人は、安定や快適さを求めて既知の道を選び、変化や困難に立ち向かうことを避ける傾向があります。
そして、目先の安定や快適さを選んでしまった結果、最後になって後悔することになるのです。

このような様々な理由から、新しいことに挑戦することをためらってしまいます。
結局、自分でブレーキをかけていたということです。

何事でも、新たな挑戦をすることは、失敗や困難が伴います。
しかし、挑戦することは、成長や自己実現の機会を提供し、新たな可能性を開拓することができます。

挑戦したかったことや、しなかった理由が分かれば、挑戦する意欲も出ます。
再挑戦すれば、目標達成の可能性は高まるはずです。
私たちは、自分にかけていたブレーキを開放して、‘何に’挑戦したかったのかをよく考えてみましょう?

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2.後悔しないために、何をしたかったのでしょうか?

後悔しない最後を迎えるために、本当にやりたかったこととは何だったのでしょうか
本当の自分を知り、自分の人生を、責任をもって創り上げる勇気を持つことが大切でした。
そして普段から、そのレベルに近づくように、少しずつでも挑戦し行動を起こしてゆくことが、最初にしなければならないことではないでしょうか。

心理学に、「現実自己」「理想自己」「義務自己」という、自己分析の仕方があります。

現実自己というのは「実際の自分」のことです。

理想自己というのは「こうありたい自分」ということです。
理想自己から生まれる後悔は、大きな夢が叶わなかったなあ、という軽い後悔です。
少しでも近づけば、納得できる姿です。
私たちは、最後の瞬間まで理想の自己を追うことはないはずです。
したがって、このレベルが達成されなくても、気持ちよく‘諦められる’のです。

義務自己というのは、「こうでなければならない自分」ということです。
強い思い込みが、精神的に自分を縛っていきます。
義務自己に関する失敗は「もっとうまくできた」「もっとうまくしなければいけなかった」という、自責の念が強くなります。
そして、自分は不完全な人間である、無用な人間であると思い込んでしまいます。
したがって、義務自己のレベルが達成できてないと、大きな後悔に結びつきます。
義務自己が高くて現実自己とのギャップが大きくなると、自分自身を追い詰めることになり、より大きな’後悔’となるのです。

大切なことは、理想自己と義務自己を混同しないことです。
混同すれば、求める自己の姿があいまいになります。
結局、何をしたかったのか、何をすればよかったのかが曖昧なままだったことになります。
そうならないためには、自分の人生で「こうあらねばならない」ことを、きちんと把握しておかなければなりません。
つまり、自分のことをよく知ることです。
その上で、こうなりたい自分を明確にすることです。
すなわち「自分らしさ」をよく知り、自己を確立することです。

人生において、自分自身に真剣に向き合うことは、とても重要なことです。
他人の評判や社会の制約に、勝手に縛られることではありません。
自分自身の意思や欲求を真剣に考え、素直に行動することです。

後悔しない人生を送るためには、自分の人生を積極的に創り上げることが第一となります。
自分の夢や情熱に向かって進むことです。
計画を立て、目標に向かって一歩ずつ進んでいかねばなりません。

現在を大切に生きることです。
現在の瞬間に集中して生きることです。
そして、自分らしさをしっかり出せるように、実際に行動を起こすことが最も重要です。

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3.後悔しない人生を送るために、今、何をすればよいのでしょうか?

では、後悔しない人生を送るために、今、何をすればよいのでしょうか?

私たちは様々な要因から、自分で自分にブレーキをかけていました。
もっと自分らしさを表したかったのですが、行動を起こさなかったから、後悔しているのです。
人生100年時代の今、私たちは長い人生を残されています。
後悔しないために、何かに行動を起こすチャンスが与えられています。

「世界最高齢のアプリ開発者」と呼ばれている若宮正子さんは、昭和10年生まれですから、すでに80代後半ですが、いきいきと活躍されています。
若宮さんは、80歳を過ぎてスマホアプリ「HINADAN」を独学で開発しました。
その若宮正子さんは、「とにかくバッターボックスに立ってバットを振ってみる。バットを振ったら、当たるかもしれないじゃないですか」と言っています。
そして「準備はほどほどにして行動しちゃいましょう」と言って、新たな挑戦をしました。
まさに「人生100年時代」のお手本のような生き方をされています。

若宮正子さんは、「人生は”質×量”ですよ」とも言っています。
「長生きしたとしても、薄味の味気ないご飯ばかりだと楽しくない」と言い、充実した濃い人生を送っています。
若宮さんの生き方は、私たちに大きなヒントを与えてくれています。

充実した人生を送るためには、生き方を変える必要があります。
これまでの人が経験してきた‘老後’とは、違う生き方です。
新しい生き方を、自分で創造してゆかねばなりません。

そのために、私たちはまず自分自身と真剣に向き合い、自分が本当に望んでいることや情熱を見つけることが必要です。
自分の、本当の願望を見つけることです。
自分らしさを知ることです。
そこから、何に挑戦するべきかという、具体的で明確な目標を設定することができます。
明確な目標を持つことで、挑戦の方向性や進捗状況を把握しやすくなるでしょう。

また、自分の能力や資質を認めて、自信をもつことです。
自分自身を受け入れ、自己肯定感を高めることです。
自分を信頼し、前向きな考え方を持ち、挑戦の過程を楽しむことが大切になります。
自分の可能性に挑戦し、未知の領域に踏み出すことを恐れないようにしましょう。
挑戦には困難や失敗がつきものですが、自身の能力を信じ、困難を乗り越える意欲を持たねばなりません。

そして、行動を起こすことです。
若宮正子さんの言うように「とにかくバッターボックスに立ってバットを振ってみる」ことです。
振れば当たるかもしれないが、振らなければ、絶対に当たりません。
何も行動しなければ、理想の自己に向かって歩き始めることさえしなかったということです。
行動を起こした失敗はやり直せるが、やらない後悔は軌道修正できません。

そのためには、明確な目標が必要です。
「バケット・リスト」は、その参考になることでしょう


4.行動を起こすためには、どうすればよいのでしょうか?

私たちは、最後に後悔しないために、自分とは何かをよく考え、自分らしさを打ち出せる目標に向かって、行動しなければなりません。

そのためには、ライフステージの転換が必要になります。
どのように転換すればよいのか?
それは、何をすれば後悔しない死に方になるのか考えることが、大きなヒントになるはずです。
そのためには、「バケットリスト」が参考になります。

バケットリストとは、「死ぬまでにしたい100のこと」を書き留めるノートのことです。
アメリカでは、バケットリストを作成し、死ぬまでにやりたいことを書き留めておき、それを実際に行うという習慣があります。
2007年に、俳優モーガン・フリーマンとジャック・ニコルソンの共演により公開されたアメリカ映画『最高の人生の見つけ方』の原題は『 The Bucket List 』です。
病院で同室となった彼らは共にガンを患っており、余命半年の宣告を受けていました。
その2人が、「バケットリスト」にしたがい人生最後の旅に出て、最高の人生を見つける、というストーリーでした。

このストーリーの中心となったのが、バケットリストです。
実際のバケットリストは、「こうなりたい」「やってみたい」気持ちを書き出すことから始まります。
リストを書き出す行為を通して、自分の本当の気持ちに気づくことができるのです。
その要点は、「やるべきこと」ではなく「したいこと」に焦点を当てることです。
義務自己である「こうでなければならない自分」ではなく、理想自己としての「こうありたい自分」を明確にすることです。

『最高の人生の見つけ方』に中で、「古代のエジプト人は死に対し壮麗な信仰を持っていた。魂が天の門を通ると、神が二つ質問するんだ。ひとつは人生で喜びを得たか?ふたつ目は自分の人生は他人に喜びをもたらしたか?」というセリフがあります。
私たちは、自分の人生に喜びを見つけ、他人に喜びをもたらすために、残りの人生に対し、新たな行動を起こさねばなりません。


まとめ

私たちは、長い’高齢期’を過ごさなければならない時代に来ています。
その期間を、ただ‘生きている’だけでは意味がありません。

世界最高齢と言われる若宮正子さんは、「人生は”質×量”ですよ」と言っています。
私たちは残された期間に、人生の‘質’を高める工夫をしなければならないのです。

人が死ぬ前に、最も後悔することは「挑戦しなかったこと」だと言われます。
自分が本当にしたかったことに、挑戦しなかったということです。
何故挑戦しなかったのか? それは、自分で様々なブレーキをかけていたためです。
そのブレーキ解くためには自分をよく知り、自分らしさを出すために、本当に何をしたかったのかを、自問することです。


最も大切なことは、’自分が何をしたかったのか‘が分かれば、目標に向かって、挑戦することです。
行動を起こすことです。

後悔のない、実りある人生に挑戦しましょう。

あわせて【人生100年時代】を考える/本当に人生100時代は来るのでしょうか?もご覧ください。