【人生100年時代】を考える/本当に人生100年時代は来るのでしょうか? で、私たちは、これまでとは違う長い人生を送らなければならないことが分かりました。
また、【人生100年時代】を考える/後悔しない人生を送るためには? の中で
4行動を起こすためには、どうすればよいのでしょうか? ということで、バケットリストの有効性について取り上げました。
そこで今回は、バケットリストについて、詳しく考えてみたいと思います。
バケットリストは、「棺おけリスト」とも言われます。
「死ぬまでに」やりたいことを、リストにすることです。
やりたかったことをリストにして、一つずつ叶えていき、後悔のない人生を終えたいという目的を持っています。
バケットリストは、いつからでも始めることができます。
まずは、自分がやりたいことや体験したいことを書き出してみることから始まります。
バケットリストは、人生をより豊かにし、後悔しない人生を送るためのツールです。
そのリストを参考に、具体的な計画を立てていきましょう。
バケットリストを達成するために、行動を起こしましょう。
バケットリストを活かし、日々も明確な目的を持って生きることは、あなたに新たな人生を見つけるチャンスを与えてくれます。
1.バケットリストとは何でしょうか?
バケットリスト(Bucket List)とは、個人が一生のうちにやり遂げたいと思うことや、経験したいことをリストアップしたものです。
日本では、「棺おけリスト」と訳されています。
つまり死ぬまでに、やりたいことや体験したいことを書き留めたリストのことです。
通常、人生で達成したい目標や夢のリストとして捉えられます。
バケットリストという言葉は、1997年に公開された映画「最高の人生の見つけ方」(原題:The Bucket List)から、日本でも広く知られるようになりました。
2大オスカー俳優の、ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが共演した人間ドラマです。
実直な自動車整備工のカーター(フリーマン)と豪放な実業家エドワード(ニコルソン)はガンで入院した病室で出会い、ともに余命半年を宣告されます。
残された時間を有意義に過ごすために、“棺おけに入るまでにやっておきたいこと”を書き出した“バケット(棺おけ)リスト”を作りました。
そして二人は、リストを実現させるため人生最後の旅に出るというストーリーです。
人生の最後に、何をしておくのか考えさせられる作品です。
バケットリストは、人生の目標や夢を明確化し、それらを実現するための行動計画を立てる手助けにもなります。
また、リストを作成することで、人々は自分自身にとって本当に重要なことに焦点を当て、時間とリソースを効果的に使うことができます。
バケットリストは、死ぬまでに絶対に達成しなければならない、というものではありません。
「こうありたい自分」(理想自己)と、「こうでなければならない自分」(義務自己)とを、混同しないことが大切です。
詳しくは2.後悔しないために、何をしたかったのでしょうか?をご覧ください。
バケットリストは、いつでも、どこでも、自分の好きなタイミングで作ったり、追加したり、削除したりすることができます。
バケットリストを作ることで、自分の人生を振り返り、何を大切にしていきたいかを見つめ直すことができるのです。
バケットリストを書くことによって、次のようなメリットが考えられます。
・自分の人生を振り返るきっかけになる
・将来の目標や夢を持つことができる
・人生を充実させるモチベーションになる
バケットリストは、個人の目標や夢を明確にし、それを達成するための計画を立てる際に役立つツールとして利用されます。
バケットリストを作ることで、自分の人生を見つめ直し、充実した人生を送るための目標を持つことができます。
また、バケットリストを達成することで、達成感や充実感を得ることができます。
バケットリストに書く内容は、人それぞれです。
バケットリストには、個々人の関心や目標に基づいた様々な項目が含まれます。
しかし、バケットリストは個人の志向や人生の段階によって異なるものであり、他人と比較したり、自己評価の基準にする必要はありません。
それぞれの人が自分自身の人生を充実させるために、自分に合ったバケットリストを作成することが重要です。
バケットリストは、いつからでも始めることができます。
まずは、自分がやりたいことや体験したいことを書き出してみましょう。
そのリストを参考に、具体的な計画を立てていくのです。
そして、バケットリストを達成するために、日々の生活の中でリストに向かって行動することです。
きっと、「最高の人生」を見つけることができます。
2.バケットリストには、何を書けばよいのでしょうか?
バケットリストが、私たちが残りの人生を考えるのに、役立ちそうなことは分かりました。
バケットリストは、人生で達成したいことや経験したいことをリストアップするものでした。
通常バケットリストは、100項目を挙げるように設定されています。
そこに、何をどのように書けばよいのでしょうか?
バケットリスト作成に当たり、考えておかなければならないことがあります。
最も大切なことは、自分の人生であることを意識することです。
自分らしさを100%解放して、後悔ない人生を送るためのリストです。
そのためには、自分に対する制約や抵抗を、取り除いておかねばなりません。
余命宣告を受けたと仮定して、何をするかをイメージすることも一つの方法です。
何でもできる前提で書くことです。
リストの達成が目的ではありません。
自分の人生を楽しむための、手段をリストにしているのです。
バケットリストを作る要領は、次のとおりです。
1.自分の興味や関心に沿った内容を書く
興味も関心も無いことを取り上げても、すぐ飽きてしまい挫折するだけです。
長く挑戦できる項目であることが求められます。
2.こうありたい自分を想像して書く
「こうでなければならない自分」(義務自己)を求めると、息が切れてしまいます。
「こうありたい自分」(理想自己)を求めて書いてゆきます。
3.具体的に書く
抽象的なことを並べても、行動を起こせません。
達成したことを、自分でしっかり感じることができるような内容で、書かなければなりません。
例えば、「世界旅行をする」ではなく、フランスに行ってルーブル美術館でモナリザを見る、というところまで具体化すれば、より実現しやすくなります。
4.期限を決める
残りの人生は、限られています。無限の時間が、あるわけではありません。
だらだらと、リストに挑戦するわけにはいきません。
しかも、期限を定めることによって、自分で行動スケジュールを立てて、自律的に動く動機にもなります。
5.定期的に見直す
定期的に見直して、進捗状況をチェックしてみることも大切です。
すでに達成できたこともありますが、はかどってないものも有るはずです。
なぜなのか、その理由を考え、修正することも必要かもしれません。
場合によっては、別のことに差し替えるのも考えてみるべきです。
考え方の例として、次のような項目が挙げられます。
・旅行先のリスト
・趣味や創造的な活動
・学びやスキルの習得
・健康的なライフスタイルを築く
・人道的な活動やボランティア
・人々との関係や体験
・冒険的なアクティビティ など
バケットリストの作り方は、次のような手順がおすすめできます。
・思いつく限り書いてみる
とりあえず、なりたい自分の姿を想像して、思いつくまま書いてみましょう。
・人生の場面から考えてみる
人生の様々な部分を想定して、その場面から「こうありたかった」と感じることも一つの方法です。
・数字や日にちなど、明確化できる部分は明確にする
「残された時間」が最も大切なキーワードです。明確にできるものは、出来るだけ細かく記述しておきましょう。
あとは行動するのみです。
3.バケットリストを、どう活かせばよいのでしょうか?
バケットリストが出来上がっても、行動に移さなければ何もなりません。
バケットリストを達成するために行動を起こすには、いくつかのステップがあります。
1.バケットリストを具体的な形で、明確にする。
達成したい目標や経験を、具体的な形で明確化します。
具体的で明確な目標を設定することで、行動計画を立てやすくなります。
たとえば、「ルーブル美術館にモナリザを見に行く」という目標を持っている場合、どのルートで、どのような交通手段を使うのか、どの時期に行きたいのかなど、細かな計画を立てましょう。
目標を明確にすることで、取り組むべき行動が明確になります。
2.バケットリストに、優先順位付けをする。
バケットリストの中から、最も重要な目標や達成したい順序を考えて優先順位をつけます。
どの目標が最も重要で、達成したいと思うかを考え、順位付けします。
時間や費用、リスクなどを考慮することも必要です。
順位付けをすることにより、時間やエネルギーを最も重要な目標に集中できます。
次のステップの、効果的な計画を立てるために役立ちます。
3.行動計画を立てる。
各目標に対して具体的な行動計画を立てましょう。
目標を達成するために必要なステップや行動を順番に列挙し、スケジュールや期限を設定します。
バケットリストを優先順位付けするときは、自分の興味や価値観を考慮することが重要です。
また、実現可能かどうかも考慮する必要があります。
・各目標に対して、具体的なアクションプランを作成しましょう。
目標に関連するステップやタスクをリストアップし、それぞれのステップの期日や優先順位を設定します。
・定期的に進捗を確認し、必要な修正を加えることも大切です。
スケジュールを立てましょう。
バケットリストの項目を達成するためには、時間とリソースを計画的に管理する必要があります。
それぞれの目標に対して適切な期限を設定し、スケジュールを立てて取り組むようにしましょう。
・小さな目標を設定します。
大きな目標を達成するためには、それを小さな目標やタスクに分割することが効果的です。
小さな目標を達成することで、達成感が得られます。
それが、次の目標に向かうエネルギーになるのです。
同時に進める項目は、3つくらいに絞ると進みやすいでしょう。
かかる日数や費用などを考慮してスケジュールを立てなければなりません。
4.行動しましょう
楽しみながら取り組みましょう。
バケットリストは、人生を豊かにするためのものです。
楽しみながら取り組むことで、モチベーションを維持し、充実した時間を過ごすことができます。
目標を追求する過程や達成した瞬間を楽しむことを忘れずに、人生を満喫しましょう。
5.柔軟に対応しましょう。
バケットリストは、あくまでも目標です。
途中で状況が変わったり、思い通りに進まなかったりすることもあるでしょう。
そんなときは、柔軟に対応し、計画を修正しましょう。変化に対応することで、より充実した人生を送ることができます。
達成した目標に対して自己評価を行い、振り返りを行うことで成長の機会を得ることができます。
達成した目標や経験から学びを得て、次の目標に生かすようにしましょう。
6.モチベーションを高め、維持することも大切です。
バケットリストの達成には、長期的なモチベーションが必要です。
目標達成の意義や将来の自分の姿を想像し、自己モチベーションを高める方法を見つけましょう。
サポートを受けるために友人や家族と共有することも有効かもしれません。
まず行動を起こし、行動を継続することで目標に近づけます。
最初の一歩を踏み出すことが大切です。
まとめ
バケットリストは、’死ぬまでに’やりたいことをリストにしたものです。
バケットリストは、自分の人生を振り返るきっかけになります。
残り人生に掛ける、目標や夢を持つことができます。
それが、後悔しない人生を送るための、モチベーションになるのです。
自分の人生であることを意識して、なりたい自分、なりたかった自分を想定して書いてゆけば良いのです。
あなたも、バケットリストを作っていかがですか。
やりたかったこと、やりたいことを思い出してください。
新たな目標が生まれることにより、毎日を前向きに生きてゆくことができるはずです。
バケットリストつくりのための、スマホの無料アプリなどが多数開発されています。
今すぐでも、バケットリストつくりに挑戦できます。
後悔しない人生を送るために、行動を起こしましょう。