生きるとは汗と涙と大あくび

川柳徒然草
この記事は約2分で読めます。

生きるとはどういうことか? その意味を考えると難しい。
生きるには、時に厳しい現実に立ち向かわなければならないこともある。
その中で、喜びや悲しみ、安らぎや充実感など、さまざまなことを経験できるのが、生きることの素晴らしさである。

厳しさとやすらぎ、努力と感動、涙と笑顔。
これらが交錯する人生の中で、私たちは自らの存在価値を見出し、成長していくのだろう。

ところで、退屈しのぎに’あくび’のことを調べてみた。
最近までは、脳が酸素不足の状態に陥り、そのシグナルとしてあくびが出るという説が信じられていた。
しかし、脳は普通に生活している限り酸欠になることはなく、脳出血や脳梗塞、高山病の時のみ酸欠になるとうことだ。

現在、有力視されているあくびの原因は、脳の温度を下げるためという説である。
脳は温度が39度以上になると脳細胞が死んでしまうため、それを抑えるべく冷却させなければならない。
あくびで血流をよくしたり、周囲の空気を取り込んだりすることで、脳がオーバーヒートするのを防ぐのではないかと考えられている。

あくびは、眠くなったとき、疲れたとき、退屈したとき、部屋の空気が悪くなったときなどにでることが多い。
逆に緊張したときにも、よくあくびが出るらしい。

「あくびは移る」と言われる。
ある調査によると、全体の56.8%が「人のあくびがうつったことがある」と回答している。
これについてもいくつかの研究があり、人間同士はもちろん、人からチンパンジー、さらには犬や一部のサルにもあくびが移ることがわかっている。
ただし人間もチンパンジーも幼い子供にはあくびが移らなかった
このことから、あくびは社会性が発達し、共感することによって移るとも考えられている。

たかが‘あくび’のことだが、調べると結構面白いことが分かる。
こんなことでも、人生を楽しむことができるのだと思った。