川柳徒然草

川柳徒然草

悲しいと言うから悲しくなるのだよ

悲しいから泣くのか泣くから悲しくなるのか 、昔から心理学の大問題である。 脳では、脳細胞を結ぶ電流によって情報の伝達がされている。 いつも悲しいと言っていたら、悲しくなる意識を生み出すための脳細胞間に、電流が常に流れて...
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以心伝心嫌いな奴には嫌われる

心理学に、’投影の法則’というのがある。 投影というのは、自分のフィルターを通して世界を見ているという考え方である。 自分の意識や考え方が人生で起こるあらゆる現実の側面に、投影、つまり映し出されているということだ。 つま...
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生きるとはご免なさいと有り難う

有り難うという言葉は、伝える方も伝えられる方も、お互いが幸せを感じる言葉である。 ベルギーの高級チョコレートブランド、ゴディバを輸入販売するゴディバ ジャパンが行った、‘ありがとう’に関する2019年の調査結果を見つけた。 ...
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おしゃれ渋く決めて病院はしごする

シニアと呼ばれる年代になると、出かけることが極端に少なくなる。 たっぷり本を読めるからと、楽しみにしていたが、ずっと続くとたまには外出もしたくなる。 家にいるときは、全くラフな格好で過ごしている。 ゆったりと過ご...
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夢と挫折しのぎ合いする都市暮らし

春になると、大勢の若者が都会を目指す。 みんな、大きな夢を持っている。 確かに都会は、田舎と比べると夢を見つける機会が多い。 都会が田舎より魅力的なのは、賑わいや、華やかさ、便利さなどがあげられるが、それらを含めた選択肢...
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花見つけまた立ち止まる春の道

春は日ごとに、散歩道が様子を変える。 昨日は見かけなかった花が、ふと目について散歩の足を止めてしまう。 散歩は高齢者にとって、最も適した運動である。 散歩をすることにより脚力を維持し、寝たきり予防に効果があるとさ...
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不利だって俺の美学だ意地通す

人生の豊かさの一つは、自分の美学を持てるかどうかだろう。 言い換えれば、自分の価値観を明確に持てているかどうかにある。 価値観とは、私はこう在りたいというものだ。 私は、価値観の基本に’武士道’があると思う。 ...
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一輪の花に誘われ春の庭

庭の片隅に、ポツンと咲いている花を見つけると、ついそばに寄ってしまう。 一輪であっても、花には人を引き付ける魅力がある。 星の王子さまは、一輪のバラの花と喧嘩して星を飛び出し、地球にたどり着いた。 しかし、どうし...
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後姿に心変わりが透けて見え

男は背中でモノを言う、という言葉がある。 昭和期の文芸評論家であり、日本藝術院会員だった亀井勝一郎は「人は後姿について全く無意識だ。 そして何げなくそこに全自己をあらわすものだ。後姿は悲しいものだ」という言葉を残している。 ...
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食べ放題心残りがあったまま

食べ放題の店に行くと、あれも食べたい、これも食べたいと迷う。 「元を取ってやろう!」と頑張るが、食べたいものが全部食べられるはずもなく、いつも心残りがある。 さらに、食べ過ぎて後悔もしている。 では、なぜ食べ放題があんな...
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