川柳徒然草

ニュータウン シルバータウンに様変わり

各地で、ニュータウンという名がついた、空き地空き家だらけのシルバータウンを目にする。 ニュータウンは、日本が高度経済成長を遂げた1960年代から1980年代にかけ、大都市周辺のベッド・タウンとしての大型団地開発がすすめらた。 ...
川柳徒然草

乾杯でやっと沸き立つ大広間

改まった宴会は苦手である。 特に、盃を持って目上の人の席に行き「お流れを頂戴します」などは大嫌いだ。 したがって、宴が始まっても、ほとんど席を動かない。 態度がでかいと、陰でいう人も居るようだが、そのために世渡りで損した...
川柳徒然草

テレビ見てごみ出しの日を思い出す

ゴミ出しは、細かく分別しなければならず、種類ごとに収集日も違うので、つい忘れがちである。 古代の都市は、ごみの層の上に積み重なるように建設されており、すでにこの時代もごみの処理に手を焼いていた様子がうかがえる。 日本では、縄文...
川柳徒然草

尺取虫が測った枝は今日も伸び

尺取虫は、ガの幼虫である。芋虫や毛虫の仲間だ。 尺取虫は、他の芋虫や毛虫より他の蝶や蛾の幼虫よりも腹脚が3対少なく、足が前と後ろの2箇所にしかない。 そのため、長さを計っているような歩き方をすることが、名前の由来になっている。...
川柳徒然草

花言葉知ってるはずと花贈る

お祝いやお見舞いに、花を贈ることが多い。 いただいた方も、素直に喜んで目立つ場所に飾る。 花を贈るときに、花言葉を添えておくと、思いやりの気持ちがぐっと深まる。 花言葉は、世界各地にあるようだが、日本で一般的に知...
川柳徒然草

叩いたら笑顔が返る西瓜売り

夏になると、八百屋の店先にスイカが並ぶ。 ときには、スイカ売りの車がやって来る。 どっさり積み上げられたスイカの山から、出来ればおいしいものを選びたい。 昔ながらの選別方法である、スイカのお尻をポンポンと叩いてみる。 ...
川柳徒然草

座右の銘取りあえず「無」としておこう

たまに、座右の銘について尋ねられることがある。個人的には、「一切唯心造」という華厳経の言葉を座右の銘にしているのだが、説明がややこしいので面倒な時は、無いと答える。これが誤解を招く。書面で尋ねられた時に、無いというつもりで「無」と書くと、...
川柳徒然草

山勘は神のお告げだよく当たる

’山勘’というと、あてずっぽうの感じだ。しかし山勘も、結構当たる。山勘というと’山師の勘’だが、’直感’というと幾分聞こえが良くなる。さらに、’神のお告げ’と言われると、少し信じ込みたくもなる。 2011年の、イスラエル・テルアビブ...
川柳徒然草

衆生の苦掬うがごとく仏の手

仏像を見るのは楽しい。 顔を見ても、じっと思索にふけっている顔や、優しく見つめている顔、睨みつけている顔など、様々である。 手の形は一層面白い。それぞれの手の形を「印相(いんそう)」または「手印(しゅいん)」と呼ぶ。 ...
川柳徒然草

ジョーカーを切り損なって負けゲーム

トランプのジョーカーは、道化師の絵が描かれていることが多い。 ゲームでは例外的な手札として用いられ、時に逆転劇を演出する。 したがって、しばしば‘切り札’として使われる。 切り札という言葉は、一般の場に転用され、物事の帰...
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