川柳徒然草不利だって俺の美学だ意地通す 人生の豊かさの一つは、自分の美学を持てるかどうかだろう。 言い換えれば、自分の価値観を明確に持てているかどうかにある。 価値観とは、私はこう在りたいというものだ。 私は、価値観の基本に’武士道’があると思う。 ...2021.03.01川柳徒然草
川柳徒然草一輪の花に誘われ春の庭 庭の片隅に、ポツンと咲いている花を見つけると、ついそばに寄ってしまう。 一輪であっても、花には人を引き付ける魅力がある。 星の王子さまは、一輪のバラの花と喧嘩して星を飛び出し、地球にたどり着いた。 しかし、どうし...2021.02.28川柳徒然草
川柳徒然草後姿に心変わりが透けて見え 男は背中でモノを言う、という言葉がある。 昭和期の文芸評論家であり、日本藝術院会員だった亀井勝一郎は「人は後姿について全く無意識だ。 そして何げなくそこに全自己をあらわすものだ。後姿は悲しいものだ」という言葉を残している。 ...2021.02.27川柳徒然草
川柳徒然草食べ放題心残りがあったまま 食べ放題の店に行くと、あれも食べたい、これも食べたいと迷う。 「元を取ってやろう!」と頑張るが、食べたいものが全部食べられるはずもなく、いつも心残りがある。 さらに、食べ過ぎて後悔もしている。 では、なぜ食べ放題があんな...2021.02.26川柳徒然草
川柳徒然草わくわくとする気があればまだ若い 童話「青い鳥」で有名なメーテルリンクに、「みんなが考えているより、ずっとたくさんの幸福が世の中にはある。たいていの人は、それを見つけられないだけなんだ」という言葉がある。 私たちの脳は、さまざまな行動や意識をパターン化する傾...2021.02.25川柳徒然草
川柳徒然草窓いっぱい富士を飾って山の宿 品川駅の近くのホテルに宿泊した。 上層階だったので、朝、窓から富士山がくっきりと見えた。 そろそろ山頂に雪をかぶる時期だったので、息をのむほど美しかった。 夕方、富士山を楽しみに、仕事を手際よく切り上げ、ホテルに...2021.02.24川柳徒然草
川柳徒然草ウグイスの声に話の腰折られ 梅の花が盛りを過ぎたと思ったら、ウグイスが鳴き始めた。 まだ、ケキョケキョの繰り返しだが、間もなくホーホケキョになるはずだ。 ウグイスは、オオルリ、コマドリと並んで日本三鳴鳥と言われるが、鳴き方には上手下手がかなりある...2021.02.23川柳徒然草
川柳徒然草猫舌の鍋は野菜の影ばかり 猫舌なので、鍋物を食べるときはずいぶん不利になる。 好物を箸にとっても、冷ましている間に次に狙っていたものがなくなっている。 いつも、最後の浮いている野菜をすくっている。 猫舌に関する調査データを見つけた。 ...2021.02.22川柳徒然草
川柳徒然草ついて無いまたジンクスの所為にする ジンクスとは、運が悪い場合の表現であり、生活に密着した教訓・習慣・法則の一つとなっている。 しかし、ジンクスはたいがい当事者が作りだしているものだ。 脳は数少ない経験でも、つい法則化してしまう。 偶然の出来事が二...2021.02.21川柳徒然草
川柳徒然草内緒だと言われ慌てて周り見る たまに、内緒と言いながら話を聞かされることがある。 大体、大した話ではない。 しかも、それほど親しくもない人からの内緒話は、対応に困る。 特に、大声で内緒だと言われれば、あわてて周囲を見まわさなければならなくなる。 ...2021.02.20川柳徒然草