長いものに巻かれておけば能天気

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「長いものには巻かれろ」の精神は、日本人の特徴だと言われる。

長いものには巻かれろ、は、強い権力を持つ者や、強大な勢力を持つ者には、敵対せず傘下に入って従っておいたほうがよい、といった処世術を表す言い回しである。

日本人は争いを好まない性質があり、和を乱すのを嫌がる。

また、自己主張が下手で、何となくみんなの意見に流されてしまう傾向がある。

ある調査結果では、長い物には巻かれるべきだ(力のある者には従ったほうが得策)と思いますか? の問に対し、 はい 75.8%  いいえ 24.2% となっていた。

長いものに巻かれて、自分の裁量権を失ない’服従の脳’になってしまうと、考えないことが楽になるのだろう。

‘寄らば大樹の陰’で、強い相手に従うことで最大の利益を得ようとする根性は、むしろ、したたかで強いのかもしれない。

空気を読むというのは日本人の利点ともされるが、タレントの指原莉乃が、「アイドルの極意は長いものに巻かれること」と言っていたのもうなずける。

しかし、‘むしろ鶏口となるも、牛後となるなかれ’という言葉もある。

その他大勢となって集団についていくのではなく、先頭に立って集団をリードすることをよしとしている。

せっかくの人生だから、他人に引きずられるのではなく、自ら能動的に生きていきたいものだ。