ブランドでセンスの無さをカバーする

この記事は約2分で読めます。

‘おしゃれ’という言葉は、日本語の中でも特に響きが良い言葉の一つだと思う。
服装や髪型、身なりが垢抜けていること、または気を配っていることを意味している。

そして、流行をとらえていてセンスの良いものに対しても使われている。
漢字では「御洒落」と書くが、「洒落(しゃれ)」と同じく、「晒れ(され)」「戯れ(され)」からきた言葉のようだ
「戯れること」は機転が利くことから、垢抜けしていることになり、そこから、動詞の‘しゃれる’と変化して、‘おしゃれ’になったらしい。

最近SNSを中心として、‘オサレ’という言葉がよくつかわれている。‘オサレ’とは、自分ではおしゃれと思っているが、他人から見ればおしゃれではないことを指している。
つまり、自分ではセンスが良いと思っているけれども、周囲からみれば微妙にズレてる人に対して使う言葉だ。

‘おしゃれ’は自分なりに気を使って、他人から見てもセンスがいいと思うことである。
そして‘オサレ’は、自分ではセンスが良いと思っているけれども、人から見たらそうは思えないということだ。
考え方の相違かもしれないが、価値観の相違や時代・年齢によって「おしゃれ」と「オサレ」の捉え方は異なってくる。

自分のファッションセンスのなさを、ブランドにすがってカバーするのは、‘オサレ’だ

自分の確固たる意志やスタイルを持つことが、本当のおしゃれだろう

タイトルとURLをコピーしました