手術無事終えて生命線を見る

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今年も一週間ほど入院して、手術を受けた。

最近は、続けざまに入院手術を受けており、病院食も苦にならなくなった。

今回は尿管結石だから、生命に直結するような大変な手術ではない。

それでも手術前に、麻酔の事や輸血のことなどで誓約書に署名させられるので、多少の覚悟は必要である。

手術が終了し、麻酔から覚めるときに名前を読んで確認される。

ずっと遠くから呼ばれているように聞こえるが、生きているという実感がわく。

病室に戻っても、しばらくは自由に動けない。

まだ麻酔が残っていることもあり、頭がぼんやりしているから、テレビを見る気も起きない。

点滴のチューブがつながっているが、手だけは何とか動かせる。

こんな時、退屈しのぎによく手相を見る。

置かれている状況からも、特に気になるのは生命線 だ。

生命線とは、人差し指と親指の付け根の間から、親指の付け根のふくらみを囲みながら手首方向へ伸びる線のことである。

生命線は、親指の付け根にある生命力の貯蔵庫と言われる‘金星丘’ を囲んでいる。

金星丘を守るための壁のような役割をしている生命線は、その弧が大きくなると、金星丘の面積が広く豊かになり、太く・濃くなれば、その壁が強固なものということらしい。

生命線がしっかり見えて、金星丘をガードしているのを確認すると、安心してまた眠る。