内弁慶七人の敵避けて逃げ

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内弁慶と言われる人のことは、結構多く耳にする。

能力等に自信がなく、自己肯定感の弱い人は、家の外で明確な自己主張ができない。

その反動として、家族など身内などのごく親しい相手に対しては威圧的に接するようになる。

自分を良く見せるために、身近な安心できる相手に対して見栄を張る傾向もあるようだ。

類似の表現として、家の中のやせ犬、内広がりの外すぼまり、内弁慶外菜虫、陰弁慶等、かなり沢山ある。

最も分かりやすいのは、‘内弁慶の外地蔵’である。

家にいるときは弁慶のように強く振る舞う人が、表に出ると人が変わったように、地蔵のような穏和な人になることを言っている。

昔からこういう人が多かったのだなと考えさせられる。

英語では、「bossy at home but timid outside」という表現があり、「家の中では威張っているが、外では気が小さい」と訳すことができる。

別の表現としては、「Every dog is a lion at home」(すべての犬は家の中ではライオンである)というのがあり、小さな子供を見ていると成程と思う。

最近は’外弁慶’の子どもが増えているそうだ。

親の前ではいい子にしているが、家の外ではわがまま放題な子供のことだ。

こういう子供が、将来社会生活を送るようになったとき、周辺と摩擦を生むことは十分予測できる。

親が、子供の性格を見てしっかりフォローすることが大切なのだろう。