毎年恒例のように入院を繰り返していると、旅行に行くような気分で支度をしている。
昔、海外旅行をした時の場合と似ているようだ。
最初の頃は、あれこれと余計なことを考え大荷物になっていたが、慣れるに従いだんだん少なくなって、国内旅行と大して変わらない程度まで減っていった。
少ない荷物でも困った記憶は無いので、これで良かったのだろう。
入院の場合も、最初の頃は大げさに支度をして、大きなカバンを持ち両手にもいっぱい袋をぶら下げて入院したものだった。
最近は、病院で用意できる物も多いので、準備するものもかなり少なくて済む。
下着や洗面用具、食事用具、常備薬などは必携だが、タオルやパジャマなどは大きな病院だとそこで借りればよい。
急に必要なものが出た場合でも、コンビニや売店が有るので、たいがい間に合う。
忘れないようにしないといけないのは、スマホの充電池である。
病院内では通話に制限があるので、メールで連絡しあうことになる。
また、退屈だから頻繁にネットにつなぐので、この面でも電池の消費量が多くなる。
したがって、平時よりグンと電池の減り方が早い。
しょっちゅう充電することになる。
ちょっと堅めの本を読むのも、良い機会である。
普段なかなか読む気がしない本でも、こんな機会だから挑戦する意欲は出る。
読み飽きたら寝ればよい。
時間はたっぷりある。