局面を動かすために端歩突く

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世の中には、大は国際問題から、小は家庭内の問題まで、様々な交渉事がある。

全く硬直してしまうこともある。

動かないからといって、双方がじっとにらみ合っているわけにもいかない。

こんな時に、将棋の格言「手のない時には端歩を突け」を思い出す。

序盤から中盤の難所にかけて自分の手が分からないときに、端の「歩兵」を一つ突いておくことである。

もしかしたら、展開次第では有効になるかもしれないが、そのまま無駄になることも考えられる。

しかし、相手に疑念を持たせ勝手な対応をさせて、行きづまっている情勢や困難な状況に、解決の糸口を見つけ出すことができるかもしれない。

将棋の加藤一二三九段は、「将棋においては、最もいい手は、リスクが高い手なのです」といっている。

将棋の指し手は10の220乗あるらしいから、もしかしたらこの端歩突きが生きてくるかもわからないが、それは今後の局面がどう変化していくかにかかっている。

アップルの創業者スティーブ・ジョブスは、今の何の関係もないかもしれない行動が元となり、いつかつながり、大きな線となり、大いなる意味を持つと信じることの重要性を語った。

考えていざ決定したら、覚悟を決めて実行することだ。

失敗するかもしれない、その時はやり直せばよい。

成功するためには、失敗から学ばなければならない。

失敗は成功の母である。

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