家で取れた大根ですとお裾分け

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ウィーン医科大学の研究で、自宅の居間やテラス、バルコニーや庭などでの’ストレス解消度’ を採点してもらった。

一番ストレスを解消できるところは「庭」だった。

自宅のあらゆる場所において、庭の癒やし効果が群を抜いており、この現象は、すべての性別と年齢で全く同じであると示していた。

千葉大学の研究によると、庭いじりを30分行った後で参加者は、人がストレスを感じているときに体内に出る、コルチゾールと呼ばれるホルモンの水準が下がり、気分が向上することが示されている。

また別の研究では、庭いじりに没頭することで心配事から気をそらすことができ、自分が抱えている問題に執着しなくなることが明らかになっている。

体内のコルチゾール水準が高い状態が続けば、うつ病や精神疾患、免疫機能の低下、体重の増加、心臓病など、さまざまな問題のリスクが高まる恐れがある。

しかし、自然の中で時間を過ごせばこうした状況がコントロールできるようだ。

ガーデニングは、植物を育てることによって、視覚・触覚・聴覚・嗅覚・味覚の五感が刺激され、記憶を呼び起こしたり、感受性を豊かにしたりして、人間らしさを取り戻す効果があると期待されている。

また、季節や天候に合わせて水や肥料を変えたり、温度管理に気を使ったりと、常に頭を使わなければならない。

その結果、認知症の予防にも役立つようだ。