尺取虫が測った枝は今日も伸び

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尺取虫は、ガの幼虫である。芋虫や毛虫の仲間だ。

尺取虫は、他の芋虫や毛虫より他の蝶や蛾の幼虫よりも腹脚が3対少なく、足が前と後ろの2箇所にしかない。

そのため、長さを計っているような歩き方をすることが、名前の由来になっている。

尺取虫が、小枝の長さを計っているように歩いているのは、可愛らしく見える。

‘測る’というのは、ある基準をもとにして物の度合いを調べることである。

だいたい、はかりやゲージなどの計測機器で測定する。最近は測定機器も発達して、脳の中も測定できるようだ。

脳細胞内の電流を測定することによって、活動の程度を測定し、それによって脳の各分野の活動状態を知ることができるそうだ。

玉川大学の研究チームが、「働いたあとのビールはうまい」を科学的に証明している。

ニホンザル2頭に対して行動実験を行ない、中脳にある神経細胞(ドーパミンニューロン)の活動を測定した。

ドーパミンは、意欲や報酬に関わる神経伝達物質である。サルに簡単な作業と、難しい作業をさせ、いずれの課題に対しても、同じ量のジュースを与えた。

すると、努力して得た報酬(ジュース)のほうが、何もしないで得た報酬よりもドーパミンが多かった。

つまり、一生懸命働いて得たジュースは、適当に働いて得たジュースよりうまいということだ。

単に習慣で飲むビールより、何か働いた後で飲むビールの方が美味いらしい。

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