猛暑が続くと、グリーンカーテンの有難味が身に染みる。
グリーンカーテンの効果としては、窓からの日射しの侵入を防ぐということが挙げられる。
十分に葉が茂ったグリーンカーテンは、日射しの熱エネルギーの約80%をカットする遮蔽効果がある。
ちなみに、すだれの遮蔽率は50から60%、高性能の遮蔽ガラスでも55%程度である。
次に、葉の蒸散作用で放射熱を抑える効果がある。
植物は水を吸い上げ、葉から水分を蒸散させている。
その時に気化熱を奪うため葉の温度上昇が抑えられ、室内への放射熱も抑えてくれる。
さらに、家のまわりの表面温度を抑える効果もある。
強い日射しを受けて、表面温度が高くなった地面や壁などから熱が放出されるが、この放射熱により、室温以上に体感温度が上昇し、さらに暑さを感じることになる。
グリーンカーテンが多くの部分を日射しから遮ることで、放射熱の発生と侵入を抑えることができる。
グリーンカーテンとしては、ゴーヤが最もイメージされる。
ゴーヤの葉は、切れ込みが深く、明るいグリーンをしているので、日光をやわらかく遮ってくれる。
また、茎が細く、風が吹くとやわらかい葉が揺れるので、室内も明るめで、窓辺を涼しげに演出できる。
果実を収穫して、ゴーヤチャンプルーなどにして、食べるのも楽しみだ。
ゴーヤ料理に、もっとバラエティが有れば有り難いのだがと常々思っている。