アリの目で地べたばっかり見て暮らす

この記事は約2分で読めます。

「蟻の思いも天に届く」ということわざがある。

アリのように、地べたを這いまわって生きている微力な存在でも、一途に念じ続ければ思いは届くものだ、というである。

努力は必ず報われるということだ。

’働きアリの法則’というのがある。

‘2:6:2’の法則ともいう。

働きアリのうち、本当に一生懸命働いているのは2割であり、6割は適当に働き、残りの2割はさぼっている。

よく働いているアリ2割を間引くと、残りの8割の中の2割がよく働くアリになり、全体としてはまた2:6:2の割合になる。

よく働いているアリだけを集めても、一部がサボりはじめ、やはり2:6:2になる。

サボっているアリだけを集めると、一部が働きだし、やはり2:6:2になる。

こうして、良く働くアリと適当に働くアリ、さぼるアリの比率は2:6:2のままである。

働くアリと働かないアリの差は‘腰の軽さ’によるらしい。

アリの前に仕事が現れた時、まず最も腰の軽いアリが働き始める。

次の仕事が現れた時には次に腰の軽いアリが働く、と言う形で仕事の分担がなされている。

仕事が増えたり、働いていたアリが休むなどして仕事が回ってくると、それまで仕事をさぼっていた腰の重いアリが代わりに働きだす、という仕組みだ。

地べたを這いまわっているだけのように見えても、結構周りが見えているらしい。

人間社会も同じようなものだろう。

タイトルとURLをコピーしました