川柳徒然草

川柳徒然草

方舟に高齢者だと断られ

2025年には、5人に一人が後期高齢者になります。 ノアの方舟に、人間だけは沢山乗せたいとしても、約1万人が限度です。 高齢者は断らざるを得ないでしょう。 ひとりで、たくましく生きてゆく方法を考えておかねばなりません。
川柳徒然草

口達者手足も達者で嫌われる

何時までも元気でいたい。しかし、元気過ぎて嫌われ者にはなりたくない。 しかし、気にくわないことには口も出したい。 何処で、折り合いをつけるのか考えなければならない。 長生きするのもむつかしいことだ。
川柳徒然草

裏ばかり読んで表を読み忘れ

SNSが発達した今日、様々な情報であふれている。中には、怪しいものも含まれている。 つい、疑ってしまい、裏事情を探ってきたくなる。 裏事情も、情報がすぐに、しかもたくさん集まる。 裏事情に詳しくなると、表事情が信じられなくなる。 こんなことで良いのかなあ。
川柳徒然草

言い訳がたらたらと出て自己嫌悪

言い訳をして、なんとなく相手に納得してもらったが、後味が良くない。そんな気分を味わった人は多いはずだ。 なるべくなら、言い訳しなければいけない状況は作らないようにするべきだろうが、そうもいかない。 仕方なく、たらたらと言い訳をして、自己嫌悪に陥ることになる。
川柳徒然草

ねずみ花火が浴衣美人を追い回す

夏の夜の花火は、家庭で楽しむオモチャの花火でも楽しい。 ねずみ花火を見ていると、どういてあの発想に至ったのか、不思議に思う。 線香花火の、小さな光が走る様や、最後にポトリと落ちる瞬間の、なんだかむなしい感じも、ひと時の詩人区分を味わえる。
川柳徒然草

印籠を持つと男は強くなる

ステータスに、しがみつきたいのは人間の性かもしれない。社会的な地位があれば、それが一番だろう。 今の世の中、’印籠’に代わるものは、’お金持ち’のイメージに連結する高級時計や宝石類かもしれない。 ヒトの価値は、’中身’の問題なのだが、どうしても’外見’で判断してしまう。
川柳徒然草

雑草と呼ばれる花が野を飾る

朝ドラ「らんまん」主人公のモデル・牧野富太郎博士は「雑草という名の草はない」と語り、昭和天皇もそれを引用された。 人間は、自分たちに役立たない植物は’雑草’とひとくくりにしている。 ’雑草’も必死に生きているのであり、よく見るとそれぞれにかわいく美しい。
川柳徒然草

にわか雨ちょうど飲み屋の前で降る

にわか雨に会った時、’不思議’にすぐ近くに’飲み屋がある。世の中は、そんなに都合よくできているとは思わないが、事実である。 心理学的には、能に飲みたいという潜在意識が刷り込まれており、そのアンテナが都合よく情報を探し出してくれている結果らしい。
川柳徒然草

影武者はやたら人目に付きたがる

影武者は、権力者や武将などが敵を欺くために、自分とよく似た風貌の人物を身代わりとさせることである。人目につかなければ、存在理由が無い。 ロシで起きた、プリコジンの乱以後のプーチン大統領の行動は、やたら人目につきたがって、不自然だ。影武者じゃないかな。
川柳徒然草

強いほど影も濃くなる自己主張

ワグネルの創設者、プリコジンがプーチンに対し、反乱未遂事件を起こした。プリコジンにとって、一か八かの、強烈な自己主張だったと思う。SMSで、普段から強烈な不満を発信していたのだから、追い詰められて、こういう行動をとっただろう。強烈な自己主...
スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました