熱戦を終えて飲み屋でノーサイド

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ラグビーでは、試合が終了すると’ノーサイド’という。

試合が終了したのだから、どちらのチーム(サイド)という区別なく、同じ仲間である、と宣言している。

戦いが終わると、敵味方がなくなるのだから、ノーサイドという言葉はとても素敵な響きがある。

激しい当たり合いなどで、激戦を繰り広げてきた者同士が、試合終了とともに仲間となって健闘をたたえ合う。

これこそ、紳士のスポーツと言われる所以だろう。

驚いたことに、この言葉は日本だけで使われているそうである。

海外では、試合終了はfull time というらしい。

なんだか、時間終了と言っているだけのようで味気ない。

高校時代は、ラグビー部の選手たちが身近に数人いたので、彼らのことをよく見ていた。

普段、男だけの世界で、汗にまみれて練習をしているせいか、いわゆる硬派の代表的な存在と感じていた。

仲間意識が他のスポーツ選手より格段に強く、日常的に協力し合っていたのが強く印象に残っている。

選手を引退しても彼らの熱い友情はいつまでも続いているようで、見ていてうらやましい。

ラグビーは、集団のスポーツであり、役割分担がしっかりしている。

与えられた職務をきっちり守っていくという、組織だった訓練ができているので、企業の人事担当者から見ても、魅力的な人材が豊富だということだった。

ノーサイドという言葉が、世界共通語になってほしいと思っている。