カイツブリは池でよく見かける、スズメよりやや大きい、黒い水鳥で赤いくちばしが可愛い。
水中で魚を追い回しているので、思いもよらぬところにひょこッと現れる。
まるで、もぐらたたきゲームのようだ。
日常的にももぐらたたきゲームは起きている。
何か問題が発生した際に、その場だけを凌ごうとして応急的な処置をしたり、場当たり的な対応をすることである。
もぐらたたきゲーム的対処をしていたら、問題は別の個所からひょこッと顔を出し、いつまでも収まらない。
トヨタでは、現場で問題が生じたら、「なぜを5回は繰り返せ」といわれていた。
’なぜなぜ分析’ともいう。
ある問題とその問題に対する対策に関して、その問題を引き起こした要因(なぜ)を考え、さらにその要因を引き起こした要因(なぜ)を探ることを五回繰り返すという方法である。
五回にこだわることは無いが、なぜを繰り返すことにより、その問題の本質が見えてくる。
アマゾンの創業者であるジェフ・ベゾスも、この考え方を非常に重視しており、問題が起きると徹底的に‘なぜ’をぶつける。
「起きたことに対しては、どんなことであれ、その根幹にある理由を突き止めるんだ」と語っている。
問題解決には、モグラたたきでは駄目であり、問題の本質を見つけ出すこと重要である。