タンポポをそおっと吹いて風にする

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タンポポの、黄色い花が目立つ時期になってきた。花の間には、早くも綿毛が見える。

タンポポの綿毛は、風に乗って飛ばされやすいよう、羽に似た形をしていて、雨の日になると濡れないように閉じ、晴れるとまた開いて飛んでいく。

タンポポの花言葉に、「愛の神託」「別離」がある。

「愛の神託」は、ヨーロッパにあるタンポポの綿毛を使用した占いからきている。

花占いのように、「好き、嫌い」を唱えながら飛ばし、最後に残った綿毛がどちらになるかで、恋の行方を占った。

恋を、神に託したことから「愛の神託」という花言葉がついたそうだ。

「別離」は、タンポポの綿毛が風に乗って飛んでいく姿からつけられている。

タンポポは英語で「Dandelion(ダンデライオン)」という。

最初この言葉を耳にしたとき、ダンデをダンディと勘違いして、おしゃれなライオンという意味だと思い込んでいた。

実は、フランス語から来ており、ライオンの歯という意味だそうだ。

ぎざぎざの葉の形から来ている。

ニホンタンポポは、もともと日本に生息していた自生種だが、最近見かけるのは8割ほどがセイヨウタンポポか、その交雑種だといわれている。

セイヨウタンポポは、一年中花を咲かせることができるため繁殖力が強いように見える。

しかし、ニホンタンポポは、環境適応能力はセイヨウタンポポよりも上で、非常に強いと考えられている。