‘歴史’は面白い。
歴史をそのまま知ることは、過去の様々な行為の結果を知ることであり、今置かれている現実に対する重要な判断材料になる。
近年は歴史好きの女性が増えて、’歴女’と言われている。
テレビ番組にも、様々な切り口で取り上げられている。
歴史を考える 場合、‘たられば’で考えることは、想像力をいくらでも膨らませることができ、別の意味からも面白さが増す。
たらればとは、「もし……していたら」とか「もし○○していれば」という仮定を伴う主張・願望・後悔・議論・批判などを意味する言葉である。
心理学では‘反実思考’という。
反実思考は、事実と異なることを想像できるという点と、強い感情を生み出せるいう点で、昔からよくドラマ・映画ンストーリーによく使われている。
ハリウッドでは、反実思考に基づいたストーリーをつくれば、たいていヒットするといわれているらしい。
「ありえない現実」について考えてしまうのが反実思考だが、この思考には上向き思考と下向き思考がある。
上向きな反実思考の方は肯定的な気持ちになり、下向きな反実思考は後悔を生むとされている。
反実思考には、「もし〜だったら」という、過去の事実と反する状況を考えることを考える機能がある。
‘反実仮想’ と言い、‘歴史のif’として、歴史学の分野でもその機能が見直されている。
しかし、この推測は不確実であるため、論争の種となりやすい。