手紙した すぐにメールの返事来た

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多少かしこまった時などは、手紙を出すことになる。

手紙にはある程度形式があり、これが重荷に感じることもあるが、形式に則っていれば失礼なことにはならないので、便利でもある。

しかし、取り留めのない手紙に、取り留めのない返事が来てもしょうがないが、それなりに気合を入れて書いた手紙に、メールで返事が来たときは少しがっかりすることもある。

手紙は古来、男性が使用する場合「往来」、女性の場合「消息(ショウソコ)」と呼ばれており、ともに往信に対して返信することを礼とする社交的な意識が含まれている。

手紙という呼称は江戸時代からで、文字を書いた紙という意味である。

中国では、書簡(簡は竹札)、書翰(ショカン・翰は鳥の羽ペン)という呼び方もある。

手紙の歴史を見ると、奈良時代の正倉院文書に、万葉仮名で書かれた和文の手紙が2通発見されている。

最古の物語である『竹取物語』には手紙が5通ある。

徒然草の作者・兼好法師は、恋文の代筆で小遣い稼ぎをしたということだが、この場合は本当の意味では手紙とは言えないのかもしれない。

近年は、絵手紙という形のやり取りも流行っており、楽しい手紙をいただくことも多くなった。

急ぐ返事を期待しているときには、メールアドレスを添えることにしている。

メールは瞬時に届き、データなども一緒に送ってもらうことができるので便利だ。

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