欠点を列挙し自分がつらくなる

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自己嫌悪の塊じゃないかと思える人がいる。
たいていの場合、過去の失敗を何時までも悔いている。
ちょっとした失敗でも自分を責め、卑下する気持ちが強くわいてくるらしい。

自己嫌悪に陥りやすい人は、高すぎる理想を求めていることが多いようだ。
いわゆる、完全主義である。
理想にとらわれた完全主義を手放すには、現実と向き合い、‘不完全な自分’を受け入れることである。
その状態を打破するために、ポジティブ発想を持てとか、プラス思考を持てとか言われる

ポジティブ心理学の第一人者バーバラ・フレドリクソンは、ブラジルの社会科学者マルシャル・ロサダと共に、調査を実施した。
その結果、ポジティブとネガティブの比率がある数値に到達すると、その人が抱く幸福度が劇的に上がった。
その比率が、ポジティブな感情2.9013:ネガティブな感情1である。
つまり、 ポジティブ志向3に対してネガティブ志向が1 ぐらいあるのがちょうど良いという結論に達したのである。
これは、「ロサダの法則」(3対1の法則)と言われている。

ところがロサダの法則は、数学的根拠が皆無と指摘されて、アメリカ心理学会が正式に否定することになった。
しかし、この法則が数学的に否定されたにしても、ポジティブ志向だけでは世の中を渡って行けるはずがないから、ある程度は現実的な法則かなと思う。

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