川柳徒然草

遺伝子が間違えサルはヒトになる

ヒトゲノム(人間の全遺伝情報)’で見ると、ヒトとチンパンジーの違いは4%にすぎない。 バナナとの違いは50%である。 つまり、ヒトとバナナは50%同じ遺伝子ということだ。 人間は特別な存在ではない、自然の中で生かされているということだと自覚しよう。
川柳徒然草

おはぎ半分こ 幸せ半分こ

一つだけ残ったおはぎを、妻と半分づつに分けて食べるとき、小さな幸せを感じる。 しあわせとは主観的なものだから、分けられないのは分かっているが、それども’しあわせ’のお裾分けはしたい。
川柳徒然草

的はずし「弓曳き童子」客沸かす

からくり儀衛門こと、田中久重は東芝の創業者である。からくり人形の代表作に、弓曳き童子がある。 現在われわれが目にする弓曳童子は、矢の一本が目とを外す。 見ている方は、そこに人間らしさを見て、喝さいする。 しかしこれは、修理段階で失敗したためである。まさに、怪我の功名だ。
人生100年時代

団塊の世代が全員後期高齢者/「2025年問題」は、なにが問題になるのでしょうか?

団塊の世代(1947年~1949年生まれ)は、2025年に全員が後期高齢者となります。これは、日本の人口構造に大きな変化をもたらす出来事であり、さまざまな社会的な課題を浮き彫りにすることになります。 団塊の世代が後期高齢者になること...
川柳徒然草

微分積分できぬが釣りはちゃんと合う

ユーチューブで、高校数学をやり直した。 微分積分は、さっぱりわからなかったのが、多少分かるようになった。 世の中に、大変役立っていることも分かった。 しかし、日常生活を送るのに、絶対必要なもんではないことも、再認識した。
川柳徒然草

方舟に高齢者だと断られ

2025年には、5人に一人が後期高齢者になります。 ノアの方舟に、人間だけは沢山乗せたいとしても、約1万人が限度です。 高齢者は断らざるを得ないでしょう。 ひとりで、たくましく生きてゆく方法を考えておかねばなりません。
川柳徒然草

口達者手足も達者で嫌われる

何時までも元気でいたい。しかし、元気過ぎて嫌われ者にはなりたくない。 しかし、気にくわないことには口も出したい。 何処で、折り合いをつけるのか考えなければならない。 長生きするのもむつかしいことだ。
川柳徒然草

裏ばかり読んで表を読み忘れ

SNSが発達した今日、様々な情報であふれている。中には、怪しいものも含まれている。 つい、疑ってしまい、裏事情を探ってきたくなる。 裏事情も、情報がすぐに、しかもたくさん集まる。 裏事情に詳しくなると、表事情が信じられなくなる。 こんなことで良いのかなあ。
川柳徒然草

言い訳がたらたらと出て自己嫌悪

言い訳をして、なんとなく相手に納得してもらったが、後味が良くない。そんな気分を味わった人は多いはずだ。 なるべくなら、言い訳しなければいけない状況は作らないようにするべきだろうが、そうもいかない。 仕方なく、たらたらと言い訳をして、自己嫌悪に陥ることになる。
川柳徒然草

ねずみ花火が浴衣美人を追い回す

夏の夜の花火は、家庭で楽しむオモチャの花火でも楽しい。 ねずみ花火を見ていると、どういてあの発想に至ったのか、不思議に思う。 線香花火の、小さな光が走る様や、最後にポトリと落ちる瞬間の、なんだかむなしい感じも、ひと時の詩人区分を味わえる。
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