うっぷんを仮面が晴らすハロウィン

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仮装や仮面は、ヨーロッパなどで広く行われている仮面舞踏会(マスカレード)では、仮の何者かになりきるわけではなく、顔を隠すという意味合いが強い。
アニメなどのキャラクターになりきるコスプレ文化は、日本発の新しい若者文化として世界に広まっている。
仮装や仮面は個人的な楽しみのほか、カーニバル等の祝祭や、仮面舞踏会、仮装パーティー島で集団的に行なわれている。
日本では時代まつり等の、さまざまな扮装した人々による仮装行列が盛んだ。

心理学者ユングによると、ヒトは社会に適応するために、様々な仮面(ペルソナ)を身に着けているという。
ヒトは常に、何らかの仮面をかぶっているらしい。
その仮面でストレスや不安を隠して、表面上の平安を保っている。
しかし、あまりにも厚い仮面をかぶったり、その仮面を取った時の自分を感じた時に、さらに強いストレスや不安を感じるそうだ。

強いストレスや不安は、副腎皮質からコルチゾールというストレスホルモンが分泌される。
感情や記憶を司る前頭前野の機能を低下させ脳が委縮する。
そうならないよう、ストレスや不安感などのネガティブな感情を、何らかの形で発散し解消させることが必要になる。

こうして、若者は仮面の下で、普段とは全く違う自分になりきり、ストレスや不安を一気に解放する
ハロウィンの時期は、各地で若者の仮面や仮装姿でにぎわう。
騒動を起こすものも、ひきをきらないのも、やむを得ないのかもしれない。

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